ベストなタイミングで売却するために

 

 

ワンルームマンションを投資物件として保有している場合、手放す際には買い主探しについて考えておくことは欠かせません。

 

 

 

 

投資物件売る方が希望する時期と価格で、いつでも手放せるわけではないからです。

 

 

 

売却益や損失などをしっかりと見極めて、望ましいタイミングで売却することが必要となります。

 

 

 

プロの業者に任せる

 

 

それではどのように買い主を探していくのが良いのかと考えると、プロの業者に任せることが現実的な方法です。

 

 

個人で探して個人に販売するのは可能ですが、これはできる範囲が限られていますから、投資物件のように繰り返して行うようであれば、法律の規制に掛かってしまいかねません。

 

 

ノウハウや法的な予備知識も必要になりますから、個人ではなく、プロの不動産会社に任せるのが前提と考えられます。

 

 

 

 

プロの不動産業者に任せると二つの選択肢が出てきますが、それは不動産会社に直接買い取ってもらうことと、仲介を頼んで買い主を見つけてもらうことです。

 

 

どちらが良いのかを考えるのではなく、それぞれに長所短所がありますから、その特徴に合わせて選んでいくことがおすすめできます。

 

 

 

仲介を頼んで買い主を見つけてもらう方法

 

 

まず、仲介を頼んで買い主を見つけてもらう方法では、自身の希望する価格で売却しやすいです。

 

 

仲介手数料が掛かる点と、希望条件では買主がすぐに見つからない可能性がある点はデメリットですが、高価での売却を目指すならばこの方法が選択肢となります。

 

 

 

 

売却するまでにしばらく時間がかかったとしても、その分は高値で売ることに成功すれば投資の成功度は高いと言えるでしょう。

 

 

収益状況からしっかり判断して、利益を最大にできるような時点で売れるように考えていくことで、投資効果を高めることが可能です。

 

 

この方法ではすぐに売れるとは限らないので、不動産会社と相談しながら計画を立てていくことが欠かせません。

 

 

思い通りの価格で売るために長い間がんばったとしても、長期間売れ残ったら損失に繋がってきますし、逆に焦って安値で売ってしまうのも考えものです。

 

 

どの時点でどの程度の金額設定をしておいて、時間の経過と共にどのような価格変更をして行くかなどを考え、リスクを低減しながら利益を高めるような工夫が大切と言えます。

 

 

仲介を通すことで購入希望社が現れた場合にも、安心してやりとりができるのも長所で、コミュニケーションの円滑化が可能です。

 

 

直接に相手と交渉するのは色々と簡単ではないことがあり、値引き交渉や引渡し時期などで意見が食い違うケースも考えられます。

 

 

そのような場合には仲介会社のサポートがあれば、適切な判断を下しやすいです。

 

 

焦って相手の条件を飲んでしまったり、いい方法が思いつかずに交渉決裂になることもありますが、不動産会社はその辺りはプロですから、良いアドバイスを期待できます。

 

 

 

不動産会社に買い取ってもらう

 

 

このように仲介を頼んで売却を目指していくのは、利益優先で考える際には優れていますが、スピーディーに安全に売却したい時には、不動産会社に買い取ってもらうのも悪くはありません。

 

 

即決で商談が決まりますし瑕疵担保責任も低減されますので、上手に使っていくことで利益が小さくなるデメリットを相殺可能です。

 

 

 

 

しかし、この直接買い取ってもらう方法は、余裕がある時にはおすすめできません。

 

 

仲介手数料も掛からずにすぐに買い取ってはくれますが、やはり時間的猶予があれば条件の良い相手を探していきたいものです。

 

 

逆に言えば直接買い取りは時間的な猶予が少なく、早めに手放したい時に有効になってきます。

 

投資物件はあるタイミングを逃すと収益性が落ちてきて、最終的には損失に繋がってしまうことは少なくありません。

 

 

買主が見つからずに時間ばかりが経過すると、物件価値が暴落したり修繕が必要になったりとリスクが出てくるわけです。

 

 

そうなると損失を覚悟することになってしまいますが、そうなる前に金銭的にも時間的にも損失を最小限に食い止める時には、直接買い取りが役立ってくれます。

 

 

理想通りの価格で売却できないかもしれませんが、手早く売ってしまえば雪だるま式に被害が大きくなるのを防ぎ、次の投資に資金の温存も可能です。

 

 

 

まとめ

 

 

投資用不動産を運用していて、不意に現金が必要になったような場合にも直接買取が選択肢になってくるでしょう。

 

 

事故や病気でまとまったお金が必要になったりと、何らかの事情で短時間で物件を手放したい時にはこの方法がおすすめです。

 

何れの方法も一長一短がありますので、上手く組み合わせて使っていくことでリスクの抑制に繋がります。

 

 

 

 

最初の方は仲介でじっくりと購入希望者を募り、価格的にも時間経過とともに融通していきながら、最終的には切り札として直接買い取りを考えておくこともできるでしょう。

 

 

もちろんどの時点でどのような手段を用いるかは、物件ごとに個別に事情を考えて、利益や損失を計算しながら計画を立てていくことが大切です。

 

 

そのようなプランニングのシミュレーションも不動産会社に依頼すれば、しっかりと考えてくれるはずですから、まずは相談をしてみましょう。