不動産投資の成功基準とは?
不動産投資における成功率の計測は、実はかなり難しい事と言えます。
まず何を以って成功したと捉えるかに明確な基準が無いので、定点・定量的計測が困難であるというのがその大きな理由となります。
成功の基準についてですが、不動産投資のみで継続的な資産の組み換えが行えていて、且つ年収と言える単位の利益がコンスタントに出ていれば、どのような基準で見てもまず成功と言えます。
一方、投資を開始した直後に利益が出たものの、その後は不十分な収入か赤字といったケースは評価が難しいです。
撤退に至った場合はその事を以って失敗と言えますが、継続している場合は成功と失敗の混濁状態にあるからです。
本当に成功していうと言えるのか?
また一見して成功しているようでも、内実はかなり怪しいといったケースも見られます。
例えば家賃収入・所有件数共に潤沢であるものの、初期投資に用いた資金のローン返済・税負担・修繕費用の支払い等が嵩んで、とても資産形成に至るほどの金額を手元に残せていなかったり、赤字であるというケースすらも見られる訳です。
こういう場合も少なくとも明らかな成功では無いので、その評価は難しいものとなります。
こうして考えて行くと明らかな成功例は冒頭の例だけになってしまうのですが、その段階にまで至っている不動産投資の例は、全体の10%程度に留まっているのでは無いかというデータが存在します。
この数字も統計等に基づいた確固たるものでは無いものの、不動産投資の実情や難しさを反映したものとしてはある程度信頼を持って捉えられる数字と言えます。
こうした事情から、不動産投資に臨む際に意識すべき点や姿勢も見えて来ると言えます。
まず明らかな成功が10%と云う事は、定番の戦略や手法を単純に採用するだけでは、数の多い残り90%の方に入ってしまう可能性が高いと云う事です。
また準備不足・知識不足・資金不足といった要素がある場合、更にその傾向が強まってしまう事は否めないと言えます。
やはり成功の為にはかなりの時間を割く必要があります
また不動産は市況の変化に伴い、どうしても価値の変遷が生じたりします。
更に経年劣化を起こすので、メンテナンス等の費用等も見て置かなければなりません。
刻々と変化が生じ中で常に成功を収めるには、常に主体的に投資を行う自身が関わって行く事が不可欠と言えます。
ある程度成功のパターンが見えたから、それで終わりというものでは無いという事です。
時に不動産投資は副業として行うのに非常に適していると言われますが、こうした事情に鑑みると、実際のところは成功の為にはかなりの時間を割く必要があると考えられます。
故に、投資に参入する場合は事前の準備は勿論の事、かなりの金銭的・精神的な覚悟を持たなければ成功は覚束ないと言えます。
無理に本業にしてしまう必要は勿論無いのですが、投資において生じる各要素・課題をしっかりとクリアしつつ、時には専門家の手を借りるといった点までしっかりと抑えて置く事が、真の成功と言える10%に近付く秘訣と言えます。
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