自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

 

 

少額の頭金で成功するのはレアケース

 

 

給料があと少し高ければ生活が楽になるのに、趣味への投資を増やせるのに等と考えている人は少なくありません。

 

 

将来安心して過ごすために収入を増やしたいと考える人も多いのですが、給与が上がるのを待っていたらいつになるか分かりません。

 

 

自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

 

 

最近では若い人でも積極的に不動産投資を行って収入を増やす人が増加していますが、リスクが高いと感じて躊躇してしまうこともあります。

 

 

貯金が無いと不動産投資は行えないように思えますが、実は頭金ゼロでも購入するような人もいます。

 

 

こういった場合、不動産業者から電話による勧誘を受けて、将来的に年金や生命保険の代わりになるから始めるなら今がチャンス等とそそのかされます。

 

 

頭金は数十万もあれば足りると言われることも多いので、自分にもできるかもしれないと感じてついつい契約してしまうケースが目立ちます。

 

 

確かに頭金を用意しなくても上手くいっている人はいますがそれはレアケースであり、多くはどんどん状況が悪化して破産したり債務整理をするまでに追い込まれます。

 

 

サラリーマンで一定の財産を築いている人は給与収入をコツコツと貯めるだけでなく、投資を行って稼いでいると考えると自分も多額の資産を手に入れるには不動産投資をするのが一番の近道だと感じてしまいますが、内容をしっかりと調べてみると多額の資産を持っていても実は負債もたくさん抱えていて、トータルではマイナスになっていることが多々あります。

 

 

まずは資金を準備する

 

本気で不動産投資を行いたいのであれば、まずはある程度の資金を作らなければなりません。

 

 

自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

 

 

 

フルローンオーバーローンで手軽にスタートできるように宣伝されていますが、リスクを下げるためには少しでも多くの資金を用意する必要があります。

 

 

きちんと貯めておくと修繕が必要になった時やリフォームをする時等にお金をまわすことができますし、ローンを減らすことで安全に運用できます。

 

 

どの程度を貯めるのが良いのかというとが、一般的には物件購入価格の1~3割程度必要だとされています。

 

 

不動産の価格の1~3割ですからかなりの額になりますが、貯められないのであれば破産する恐れもあるので手を出さないのが無難です。

 

 

 

貯金をする

 

 

資金の貯め方として、手堅いのは給与からあらかじめ貯金する分を天引きする方法です。

 

 

サラリーマンの場合は給与が自分の希望する口座に振り込まれますが、その際に毎月一定額が他の口座に振り返られるように手続きをしておくと意識せずに貯めることができます。

 

 

天引きを利用すると貯めているという意識をすることなく自然に貯蓄ができますので、貯蓄体質でない人でも無理なく資金を作ることが可能です。

 

 

自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

 

勤めている会社によっては分けて振込みをしてくれる所もありますので、そういったシステムを利用するのも一つの方法です。

 

 

元々の収支のバランスが悪い人は、支出の部分を見直して減らすように努力することも貯蓄の増加につながります。

 

 

経費として多いのはマンション等の賃貸家賃ですが、他にも光熱費や交際費、食費が1ヶ月の中で大きな割合を占めます。

 

 

中でも家賃は収入の3分の1を超えていると収入に見合わないところに住んでいると考えることができますので、家賃の安いところに引越して適正範囲内に収めなければなりません。

 

 

既にマイホームを購入している人は、ローンの借り換えにチャレンジしてなるべく低い金利の金融機関で契約を結び直すことが大切です。

 

 

他にも自動車の維持費や生命保険は見直すべきポイントであり、無駄な出費を極力抑えるようにして家計簿の見直しを行います。

 

 

 

賃貸併用住宅で住みながら収入を得る

 

 

賃貸住宅に毎月高い家賃を支払っている場合、賃貸併用住宅を購入するのも良い方法です。

 

 

 

購入した物件の中に自宅を持ち、それ以外の部屋を貸し出すことで家賃収入を得ながらその建物で暮らすことができます。

 

 

賃貸併用住宅の最大のメリットは融資金利が安くなる点であり、条件次第では建築する場合に住宅ローンを利用できますので金利が1%を切ることもあります。

 

 

自己資金をいくら貯めればサラリーマンが不動産投資を行えるのか

 

 

一般的な収益物件への投資ならそうはいかず、融資はアパートローンを借りることになりますので金利は高めです。

 

 

この場合の資金の回し方として、家賃収入でローンの支払いをして会社からもらった給料はいざという時のために貯蓄をしておくのが賢明です。

 

 

 

住宅ローンの支払いが終われば、賃貸併用住宅が自己資産になることも見逃せないポイントです。

 

 

既に多少の貯蓄があって準備がある程度はできているという人におすすめなのが、現金で手に入れられる築古の戸建物件を購入して、上手く転売をしながら資産を増やしていく方法です。

 

 

どのような物件でも良いというわけではなく、人口増が見込める地域であり、売買価格が土地の価格以下になっていることが条件です。

 

 

購入価格は安ければ安いほど良く、400万円程度に抑えるのがベストです。

 

 

万が一売却できなくても土地を担保にして不動産投資の融資を受けることが可能ですし、建物を活用できれば賃貸物件として貸し出せます。

 

 

 

投稿者プロフィール

投資LIFE
投資LIFE
サラリーマンをしながら不動産投資を始めて、2011年にセミリタイアしました。弊ブログでは「不動産投資のリアル」をテーマに、お金や資産形成の手法について書いています。1983年生まれ・九州出身・某大学商学部卒・既婚

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